地方でのお買い得な土地探し体験記

子供が小学生に上がるタイミングに独立を決意し、一家で地方へと移住してきました。その地を選んだ理由は新幹線が通過する場所で首都圏にもすぐに行ける事が魅力の一つ。

我々夫婦の実家も首都圏にあるので孫の顔を見せに行きやすいし、仕事の面で便利と判断したのです。

土地を購入して家を建てることは前提でしたので最初はアパートを借りながら物件探しをしていました。地方ですので土地不足ということはなく却ってかなりの物件が出回っていましたが、我が家ならではの特殊な条件がありました。体重を増やしたい・・・

子供を転校させたくないので同じ学区域内であること。通学するのに安全な場所であること(ちなみに通学する子供達はランドセルに熊対策として鈴を付けることが義務付けられているそんな地方です)。

上下水道が完備されていること(この地域の一部は浄化水槽になってしまう物件もあります)。そしてやはりせっかく地方に来たのですから景観がキレイなこと。以上四つの条件がありました。

これらの条件を満足できる物件がすぐに見つかったかというとなかなか困難をきわめました。

不動産屋は4軒に依頼しました。最初は色々と提案があり自分達もいくつかの物件を見ていきましたが意外と我々の条件をクリアできるものがなかなか出てきませんでした。

ちなみにどのような問題があったか具体的に言いますと日中は静かだけど実はそこの物件は抜け道になっていて朝の通学時間はかなり危ない、隣の土地の人が捨て犬などを拾ってきては飼っていてその数がかなりであった、似たようなケースとしてブリーダーで犬を大量に飼っていた、閑静な住宅街だったが閑静すぎて人通りがほぼ皆無だった、などでした。

ところがなかなか難航している時にとある方より町会議員を紹介されました。地元の名士ともなるとやはり顔が広く、いくつか紹介いただき見て回っていきました。

残念ながらそれらもやはり条件にそぐわなかったのですが、議員さんに同行いただいてとある物件を見て「あぁ…ここも駄目かな」と結論付けた時にその議員さんが「あぁそういえばここは○○さんの土地だっけ」と指差したその雑木林はまさに理想的な場所でした。景観が素晴らしく、かつ学区域内、安全、上下水道完備、と言うこと無しでした。

そしてこの土地、実は売りに出されていなく不動産屋は当然そのような土地を物件として認識していませんでした。

また土地の持ち主はその地域ではいくつかの箇所で土地を持っておりかつ金銭的に困っていた訳ではないので後日先方から提示された価格は通常の6割程度。すぐに契約を交わしました。ちなみに土地を見つけるまでに2年、物件数にして50件近くは見て回りました。

やや特殊なケースかもしれませんが意外とお買い得な土地というものはあるものでそれに辿り着くにはやはり根気強く見ないといけないこととやはりこういったご縁がなければ見つからなかったのですから人とのつながりは重要かと思いました。